前向きな販促♪

だんだんと、暖かくなってきました。
まだ3月ですが、そろそろ汗のにおいなどが気になってくる季節。

ということで、今回はデオドラント市場の男性向け制汗スプレーで展開された前向きな海外販促をご紹介したいと思います。



 「一日中臭わない」


まず従来から行われている、デオドラント市場の販促をご紹介します。


デオドラントとは、『細菌の増殖を抑え、体臭その他の悪臭を防ぐ。』という意味があります。

それ故、デオドラント市場商品のひとつである制汗スプレーは、

「嫌な臭いをカット」とか「一日中臭わない」などという後ろ向きな訴求コピーが目立ちます。


また、男性向けの制汗スプレーは若者向けではないといったイメージも強いかと思います。
その理由のひとつには、昔から使われているもののパッケージが、いまなお使われているといったことが挙げられるそうです。


そんな後ろ向きな雰囲気をかもしだす販促を展開するデオドラント市場に、一風変わった販促が行われたのです。


 「女性にモテル」


それは訴求コピーを「女性にモテル」とした、実に前向きな販促です。


この販促は、2002年にアメリカで発売されたAxeというブランドが行ったものです。

今までの「ふせぐ」とか「まもる」といった後ろ向きな雰囲気の訴求コピーとは裏腹に
「女性にモテル」という前向きな訴求コピーで販促を行ったのです。


その結果、発売当社は若者層に絶大な人気があったとか。
現在では各国で発売されており、国によっては「LYNX」と言う名で売られているようです。
もちろん、数多くの香りが出ております。


さらに、その時の販促ツールのひとつでもあるCMももちろん、前向き。

ここで、前向きなCMのひとつをご紹介します。
このCMはこちらでご覧になれます。


簡単にストーリーの説明をします。
一人の男性が歩いていると周りの女性がみんな振り向くというもの。
レストランでも道を歩いていても、更にはバスに乗った乗客も。


何やら男性は手に何かを握り締めています。
最後に、エレベーターに男性が2人乗り合わせます。
一人の男性が手にしていたものを、もう一人の男性に誇らしげに見せていました。
すると、もう一人の男性も手にしていたものを自慢げに見せてきます。
するとはじめに手に握り締めていたものを見せた男性はがっかりした様子になるというストーリーです。


いまいちストーリーが分かりにくいと思いますので、まとめると、二人の男性が手にしていたものは、
計数機で女性をどれだけ振り向かせたか測定し、最後にそれを見せ合うというCMです。


このCMを見ていて、はじめは携帯電話のCMかと思いましたが、

最後に「Axe」と表示されたことで制汗スプレーのCMだということが分かりました。

このCMではきっと、「Axeを使うと女性にモテ過ぎて困っちゃうぜ」というのを表しているのだと思います。

商品が最後になるまで表示されない、またCMの長さなどアメリカらしさを表している作品です。


私にはよく分かりませんが、世の中の男性の気持ちを描いたCMになっているのではないでしょうか。
その効果が、商品の販売促進へとつながったようにも感じます。


前向きな販促って、大事ですね。


同じ制汗スプレーが並んでいて、

訴求コピーが「一日中臭わない」制汗スプレーと 「男(女)性にモテル」制汗スプレーでは、どちらを購入しますか。
2つを比較した時、前者では効果がありそうですが
なんとなく後者には変な魅力を感じてしまうように思います。


私個人的には、堅実に「一日中臭わない」制汗スプレーを購入します。
といいながらも、「男性にモテル」制汗スプレーにも興味を感じ、こっそり購入してしまうかもしれません。


この例をカイロで挙げて見ました。
実際に採用されている訴求コピーではありませんが、

「体が寒くならない」カイロと「体が暖かくなる」カイロではどちらを購入しますか。
この場合だと、「体が暖かくなる」カイロを購入する人が多いような気がします。
この表現が適切かどうかは考えないことにして、

前向きな販促も訴求コピーと商品とが合ったものだとより効果がでそうですね。



最近では、日本においても前向きな訴求コピーを用いた商品が増えているような気がします。
たとえば、「オトコ香る。」ガムなどもそのひとつではないでしょうか。


これから、ゴールデンウィークや母の日、父の日など消費意欲が高まるシーズンです。
前向きな訴求コピーと企画が合致した販促がカギになるかもしれませんね。



2008/03/12 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター