ホワイトデー

3月14日はホワイトデーです。

ということで、今回は海外のホワイトデーを取り上げたいと思います。


まず、ホワイトデーとは1980年に日本の全国飴菓子工業協同組合が作った和製記念日です。
そのためバレンタインデーは各国に存在していましたが、ホワイトデーは日本と韓国、中国くらいにしか存在しません。

韓国も中国も日本の文化が入っていったようです。


そして、バレンタインデーに負けずおとらず商戦を繰り広げるのは、日本だけではなく韓国でも見られました。

そこで、今回はバレンタインデー以上の熱気がある韓国のホワイトデー販促を2つご紹介します。



 韓国の定番プレゼントによるホワイトデー販促


  

(http://www.konest.com/data/korean_life_detail.html?no=580より)


Love & Romance、「情熱の国」韓国にふさわしいように思います。
左手は色合いなどからもバレンタインデーの販促品の使い回しを感じてしまいますが、

韓国のホワイトデーは本場日本以上に盛り上がっています。


女性はバレンタインデーのお返しが楽しみで仕方がありません。
そして男性はお返しする人だけでなく、告白する人も多いようです。
義理チョコのような義理キャンディーも存在するものの贈る人は少ないようです。
彼女の嫉妬が怖いのか、そのへんは不明ですが本命だけに贈る人が多いのです。


さて、韓国ではどんなものをプレゼントするのか。

プレゼントにはお菓子、ぬいぐるみ、下着、ペアリングなどが定番だそうです。

お菓子というと日本のマシュマロやキャンディー、ケーキなどのプレゼントとなんら変わりはなさそうですが、韓国では少々違います。


巨大なバスケットにキャンディーなどのお菓子をひたすら詰めたものをプレゼントするのが大人気。
キャンディーをプレゼントすることこそ本来のホワイトデーの目的だと思います。


ちなみに、巨大なバスケットの大きさは下の写真くらいです。
日本でお見舞いとして持っていく果物カゴくらいでしょうか。
こんな大きなバスケットを持って街を歩くのは恥ずかしい気もします。



バスケットの中身はキャンディー以外にお花やチョコレート、ぬいぐるみなどごっそり詰め込み、

派手にデコレーションをして渡すのが最近の流行だとか。


この巨大なバスケットの値段は、安くても3万ウォン(約3千円)からで、

中身にもよりますが合わせると10万ウォン(約1万円)を超えることもあります。
決して安いものではありません。

贈り物は大きくという韓国の文化を表しています。

韓国のすごいところは巨大なバスケットだけではありません。


通常は化粧品店が、バレンタインデーからホワイトデーにかけてはチョコ&甘いもの専門店に変わります。
この時期、お菓子の需要が上がることから全く別の商品を販売するマルチなお店が多く出現するそうです。
個人的には新装開店といった感じがしますが、これも国の文化を合ったマーケティングといえるのではないでしょうか。


お店の商品を期間限定でごそっと変えてしまう、これこそが商戦なのです。



 ホワイトチョコレートフォン

 

ホワイトチョコレートフォンをご紹介する前に、まずはチョコレートフォンから。

チョコレートフォンとは機能中心の携帯から一歩抜け出し自分だけの個性的なスタイルを持ち、

そしてファッション・トレンドをリードする消費者をターゲットとて2005年11月にLG電子が発売した携帯です。
デザイン性に優れたチョコレートフォンは、販売から3カ月で合計30万台を売り上げました。


その後、ブラックとホワイトがファッションにおいて好まれる色合いであるように、
ホワイトのチョコレートフォンもすべての男女から人気を得られるファッションアイコンとなるであろうということで、

後継機種として2006年2月にホワイトチョコレートフォンが販売されました。

ホワイトチョコレートフォンはチョコレートフォンの後続機種だけあり、機能もグレードアップしています。


さらにホワイトチョコレートフォンには、ボタン部分からほのかにラベンダーの香りがするアロマ機能というものがついています。
これはボタンに塗られている特殊な塗料に、ラベンダーの香りを閉じ込めているため、

数年は香りがなくなってしまうということはないそうです。
使うたびに癒されそうです。


他にもスライドすることでLEDが光り、白色の本体にほんのりピンク色の文字が浮ぶかわいらしいデザインになっています。
シャープなイメージで高級感のあったチョコレートフォンとは反対に、優しく温かみのあるデザインとなっています。


ホワイトデーを約2週間後に控えての販売開始で、約半月で2万5000台を販売、1日平均1700台を売り上げました。
特にホワイトデーを前にした週末は3000台を売り上げたそうです。


ホワイトデーを狙って発売されたホワイトチョコレートフォンは、

バレンタインデーにチョコレートフォンを贈られた男性のお返し用プレゼントとして大人気となりました。

そんなこともありホワイトチョコレートフォンは毎年ホワイトデー頃になると販売量が急増するのです。


このホワイトチョコレートフォンが売れた一番の理由は、女性をターゲットにボタン部分から

ラベンダーの香りがするアロマ機能を搭載するなど、感覚的な面を強調したことです。

参考までに、価格は50万ウォン(約5万9000円)台。



韓国のホワイトデーはどうでしたか。
巨大バスケットにキャンディーをひたすら詰め込むプレゼントは、ロマンチックな感じがします。
キャンディーがとても売れることが、この時期お店の販売する商品が根こそぎ変わることでもわかります。
贈り物が高価なものへと変化している今、この純粋にキャンディーを贈る習慣は今後も続けていってほしいと思います。


またお互いに携帯を贈りあうところに目を付け、

チョコレートフォンとホワイトチョコレートフォンを発売したことはすばらしいアイデアだと思います。
さらに、その後を支援する「カップル割引」というお得な携帯プランもあるようです。
不運にも別れてしまった方たちのために、片方が連絡するだけで自動的に解除してくれるという配慮もバッチリですので安心です。


記念日は販促・マーケティングの広場です。
流通業にかかわっている私たちは今後どんな販促・マーケティングが登場するのかとても楽しみです。

常に世の中の動きにアンテナを張りめぐらす努力をしていきたいと感じています。



2008/02/14 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター