テラカード

今月はこちら、テラカードをご紹介します。



(http://www.ecomarket.jp/products/stationery.htmlより)


このカードは、厚いダンボールの間に、花や野菜の種と培養土が入っています。
ダンボールが大地に見立てられています。おしゃれです。
イタリア生まれですが、日本でも購入ができます。
種はキュウリ、レンズ豆、トマト、朝顔、デイジー、ヒマワリの6種類。
90円切手を貼りそのまま送れます。


受け取った人は、土を膨らませて種を植え、日々育てていきます。
素敵なグリーティングカードです。



テラ(Terra)は、ラテン語で地球・大地という意味があります。
ちなみに、NASAが打ち上げている人工衛星の名前にもなっています。


これはイタリアの建築家、アレサンドロ・コロンボ&パオラ・ガルジブロの二人のアイデアから生まれました。


「建築家」が生みの親?少し不思議な気がします。


イタリアでは法律により、建築家が広告を出してはいけないことになっているのだそうです。
皆ホームページは当然持っており、そこに自分が携わった実績を掲載しているのですが、
そこであからさまな営業行為をすることはタブーとされています。


となると、仕事が入ってくる経路は、過去の仕事からの口コミ、というのが断然多くなります。
手がけた仕事を見て依頼をする、という指名を受けることが多々あります。


当然、最初のうちは実績がありません。
建築家として認められるために、自分の名前を出せる仕事を徐々に増やしたり、賞に応募するといった
自主的な活動をしなくてはなりません。


このような背景から、自分の名を出せるものとしてテラカードが生まれたのではないかと思われます。
めぐりめぐって日本でもお目見えするようになったのですから、大成功といえるのではないでしょうか。


売りたい商品が「モノ」としてある場合、その名前を広めるためにサンプルを配布するなどの
手法で、物も名前も広めることができます。
が、今回の建築のように、モノがない場合などはそのようなことはできません。


彼らが取った、別の成果物を出すことにより名前や才能を広める、というのは
一見回り道ですが、販促手法としては大変効果的で見習うべき点が多いように感じられました。


最後に。
今頃このお二人の建築家、自分が手がけた建物に住むお客様から、
このテラカードでお礼状を受け取れていることを祈っています。



2007/08/14 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター