展示会から学んだこと (リテールテック JAPAN 2011)

2011年3月8日から11日は弊社も出展しました展示会、
リテールテック JAPAN 2011が開催されていました。


その展示会に消費者側と小売流通業側の目線で
役立ちそうな商品やサービスなどを見に行ってきました。
そこで、興味を持ったものをいくつかご紹介したいと思います。



 快適な買い物実現で集客アップ

 

  


ショッピングカートというと、車輪が4つ付いており買い物カゴや商品が乗せられる部分が
1段や2段になっているカートが一般的なように思います。
しかし、小型で車輪が3つしか付いていないカートが展示されていました。


小回りがきくため、コンビニエンスストアや100円ショップなどを対象としており
狭い売り場や通路にぴったりのカートだと紹介されていました。
100円ショップでは意外にかさばる商品を手に取ったり大量購入することもありますので、
カートが使えるのは便利なように思いました。


他には、買い物カゴや商品を置ける台が3段、
それぞれ足元、腰、太ももあたりに位置するカートが展示されていました。
足元と腰あたりに位置する台は一般的なカートと同様に使います。
太ももあたりに位置する台は、缶ジュースが何本か詰まったケース箱を置く為にあります。
もちろん通常の買い物カゴを置くこともできます。


太ももあたりにケース箱が置けるように設置されているのは、
重い商品を腰に負担がかからないように乗せるためです。
消費者にストレスなく買い物をさせてくれる思いやりのあるカートです。


ですから快適な買い物が実現し、消費者は繰り返し店舗を利用することが増えます。
そしてこのリピーター率の増加は、小売流通業側では集客と売上増加に効果があります。


お店に入ってすぐ手にする買い物カゴやカートの存在。
忘れられがちですが、ちょっぴり目を向けてみるのもよいかもしれません。


 売れ残りを防いで売上アップ

 

  


レジ前などでよく見かける吊り下げ商品を陳列する際に使用するフック。
消費者が手前の商品から取っていくため、
後ろの商品はそのまま取り残されてしまうことが多くあります。


ここで懸念されるのが、商品がありながらも
気付かれないために発生する売れ残りによるロスです。
こういったロスを無くすことは売上げを上げる努力をするよりも
売上貢献につながるといった話を聞いたことがあります。
非常に重要なこととして捉えられています。


そこで、この問題を解決するために考えだされたものが、
商品を前に出すためのばねが付いたフックです。
従業員の商品を前に出す手間が省け、
常に商品が前に出るためお客様の目にも留まりやすく、売れ残りを防ぎます。
ちょっとした工夫が売上増加につながると言えそうです。


 徹底的な売り場分析と臭覚に訴えた販促

 

  


まずは、徹底的な売り場分析から。
売り場販促を実施する前や現状の売り場を専用の機械を使って見ることで、
消費者が売り場のどのあたりを見ているのか分析する仕組みが紹介されていました。


その仕組みは、見ていた場所に円が表示され、見ていた時間によって円の大きさが変わります。
そして消費者がどのように視点を動かしたのか動線で表示されます。
そうすることで、死角になっている位置やどのあたりがよくみられるのかなど把握し、
今後の売り場作りに役立でることができるのです。


実際にこちらの機械を体験することで、
自分がどのあたりを見て買い物をしているのか知ることができました。
体験ということもあり、まんべんなく見ているつもりでも、
見られていないところがあることを知りました。
完全な死角です。
見ることのない死角に、商品を陳列することはもったいないことです。
そういった結果を活かし、陳列を工夫することで売上増加が期待できそうです。


次に、臭覚に訴えた販促です。
視覚・聴覚は一般的に普及していますが、
他の感覚に訴える販促は数少ないように思います。


そんな中、取り上げられていたのが臭覚に訴える販促。
名前の通り香りで販促を行い、集客アップを狙った販促です。
匂いにつられて売り場に足を運ぶ消費者も多くいるといわれていますので、
集客・売上増加に期待が持てるツールです。


視覚・聴覚に訴えるデジタルサイネージが一般的になってきている今、
新たな五感に触れる販促にも目が向けられてきたのかもしれません。



最後になりますが、今回の展示会では販促という面でデジタルサイネージ、
セキュリティという面で防犯カメラが目立っていたように思います。


前者はモニターの薄さや安価によって拍車がかかり、
後者は防犯対策だけでなく、景気悪化の影響で万引きによるロスなどにも

目が向けられるようになったことがうかがえます。


全体を通して売上増加故の販促活動に目が行きがちですが、
売れ残りや売り逃し、万引きによるロスを避ける販促にも目を向けていくことで、
より売上貢献ができるのではないかと感じさせられた展示会でした。



2011/03/24 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター