バスの待ち時間に販促

海外の販促事例を探そうと日経MJを読んでいると、
非常に関心を引く記事がありました。


それは、バス停で実施された販促。
私はバス通勤のため、待ち時間を潰してくれる広告展開にはとても関心を持ちました。


バスは交通渋滞などの影響で時間通りにならないため、
地味にストレスが溜まります。
何かをするには短く、そうかと言って何もしないと長い待ち時間。


そんなちょっとした待ち時間を利用して、CARIBOU COFFEEは広告展開を行ったのです。
今回はこのバスの待ち時間を有意義な時間に変えてくれる販促をご紹介します。



 バスの待ち時間を有意義な時間に変えてくれる販促


 
 2010.07.09掲載記事


バスが来るまでの待ち時間は、これと言ってすることがない。


そんなちょっとした待ち時間だからこそ、
ちょっと変わったものがあれば目を引きます。
そこでCARIBOU COFFEE は上の画像のような
バス停に地球儀を置いてコーヒーのPRを行ったのです。


画像の地球儀の上には手順が書いてあります。


「ステップ1 : 回してみて下さい。」
指で押すと簡単に回り始め、世界の国が次々に姿を現します。
「ステップ2 : 荷物を詰めましょう。」
そして色々な国に旅行しようというメッセージになっています。


この広告は2010年3月から5月までの2ヶ月間、
店舗の多いアメリカ ミネアポリス市内のバス停20カ所で実施されました。


それぞれのバス停には「Life is shore. Stay awake for it.」、
人生は短いから寝ないで色々なことにチャレンジしてみようをテーマに広告が展開されています。
コーヒーのPRは寝ない為にカフェインを含んだコーヒーはいかがですかというくらいなもの。
何か新たなことにチャレンジしてみようという気持ちに訴えた広告になっています。


他にも以下のような広告が展開されていました。
バス停にルーレット。


 
(http://www.collemcvoy.com/work/detail/caribou-coffee-outdoor/[英文]より)


これは、老人ホームや病院、ボランティア団体などの名前が書かれており
何か社会のためになることをしたいという気持ちに訴えた広告です。
赤い針を回して、針がさすことをしてみてはというユーモアのある広告。


実際手で触って楽しめる参加型の販促は印象にも残り、
バスの待ち時間には丁度よいPRのように思います。


他にも、下のような広告があります。


 


これは犬や猫の写真20枚とどれを飼いますかというようなことが書かれています。
捨てられた猫や犬の飼い主になってみませんかという内容になっています。


 


こちらは、起きたら何をしますか?という質問と
カラオケやスカイダイビングなどの回答が書かれています。
回答の前にはチェックできるようなチェックボックスが用意されています。
ただ多くの人がみる広告ですので、実際にマジックペンなどでチェックすることはできません。
しかし、いくつチェックできるか想像したり、
カメラなどで撮影しプリントアウトして実際に使うことはできます。


 


そしてこちらは看板に吹き出しが描かれています。
写真のように、吹き出しに合わせてしゃがむとさもマンガのようになる広告です。
記念に撮影する人も多いのではないでしょうか。


ちなみに、バス停だけでなくバスの車体にも広告展開されています。



こちらは大きくURLが書かれています。
「startablogrightnow.com」、ブログを始めてみませんかということをアピールし、
ブログの始め方を指南したページになっています。



そしてこちらはインパクトがあります。
バスに書かれている「Do a handstand.」、逆立ちになってみて下さいという通り
文字と画像が逆さまに描かれています。


どれも「Life is shore. Stay awake for it.」というテーマに沿って広告展開をしているのです。


こうしたキャンペーンを展開した2ヶ月間は、
客足が目立って増えたという効果があったそうです。



バスの待ち時間を少しでも有意義な時間にしてくれたこの販促。
ひとつのテーマで様々な広告を展開しているところが、
今までにない展開方法のように思います。


それぞれの広告自体にユーモアがあり、おもしろい広告として口コミでも広まるように思います。
バス停という場所、PRの仕方、この二つが相乗効果を上げ、
成功した販促事例のひとつだと言えそうです。



2010/11/17 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター