売り場での色の見せ方

当事業部では、毎日朝礼があります。
社内の人で持ち回り、仕事のことや趣味のこと、はたまた雑学など
個性あふれたお話を聞くことから一日が始まります。


その朝礼で興味深い話がありましたので、取り上げてみたいと思います。



 色の見え方

  

下の画像の赤丸内のタイルを見てください。
1と2の赤丸内にあるタイルの色はどう見えますか?



(画像はhttp://www.lottolab.org/articles/illusionsoflight.asp[英文]より)


1と2を比べると、2の方が明るく見えるのではないでしょうか。


先に言ってしまうと、1と2は同じ色です。
とても同じに見えないと思います。
しかし、下の画像のように1と2のタイル以外を黒く塗りつぶしてみると同じ色だということが分かります。



実際に1枚目の画像をプリントし、色が比較できるように折った写真を撮ってみました。


 


左は1と2を合わせた画像になります。
こうしてみると同じ色だということが分かります。
そして、右は白黒の床の上にあるタイルも併せた画像になります。
3つが同じ色だということが分かります。


これは「明度対比」と言われ、明るさの異なる色が影響し合い、色みが変わって見える対比効果です。
明度の差がある色を配色した時、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えます。
この例としては、下記のような図がよく使われます。



興味深かったので少し取り上げてみました。
以上のような色の見え方は他にもあり、こういった効果はさまざまな場所で利用されています。
そのひとつにスーパーマーケットの売り場があり、実際に売り上げにも結び付くと言われています。


では、色の見え方を効果的に活用している売り方を取り上げてみたいと思います。


 売り場での色の見せ方

 

さまざまな現象が働くと、色の見え方も変わります。


その効果を利用した代表例として、みかんを赤色のネットに入れて売る見せ方があります。
それはオレンジ色のみかんを赤色のネットに入れることで、
より赤みがかっておいしそうに見せることができるからです。
同様に、緑の野菜に緑色のネットをかぶせているのもより新鮮に見えるようにするためです。



(『一瞬で心をつかむ売れる色の使い方』 著者:加藤京子 105ページより)


これは「同化現象」を利用しています。
囲まれた色が影響を受けて周囲の色に近づいて見えることです。


ネット以外にも、野菜を入れるカゴにもこの効果を利用していることがあります。
カゴの場合はおいしそうに見せるだけでなく、
持ち運びの際に重く感じさせない工夫もされているのです。


他にも、精肉売り場では血色のよいツヤのあるお肉に見せるために、
赤っぽい照明が店内で使われるなど工夫されていることがあります。


このように、色の効果はさまざまな場所で使われているのです。



今回は色についてほんの少し触れてみました。
色の見え方についてはまだまだたくさんの現象や効果があります。


このような錯覚や現象を利用することで、売り上げが左右されると言われています。
この機会に色について少し意識してみたいと思いました。



2011/08/25 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター