統一省エネラベル

緑色のベースに5つの星が印された統一省エネラベル。
今回は、この統一省エネラベルについてご紹介します。



 統一省エネラベル登場の背景

 

2003年度、東京における二酸化炭素総排出量が1990年度と比べると23%増加しました。
このうち家庭の排出量だけで36%増加、約70%が家電製品の電力使用によるものでした。

この結果は東京都のものですが、世帯数の増加や家電製品の大型化などにより
全国どの都道府県をみても二酸化炭素排出量の増加は問題となっています。


そこで2000年8月、家電製品に対して二酸化炭素排出量の削減を図るために省エネラベリング制度が導入されました。
以降、省エネラベルが地域ごとに実施されるようになったのです。


しかし、近年のさらなる二酸化炭素排出量の増加により2006年10月以降、

二酸化炭素排出量の上位を占めるテレビ、エアコン、冷蔵庫に対しては統一省エネラベルの表示が実施されました。


 統一省エネラベルの表示目的


統一省エネラベルは家電製品の省エネ性能の違いを消費者に容易に判断させ、

省エネ製品を進んで購入するように促し、家庭からの二酸化炭素排出量を削減する目的があります。


 省エネラベルと統一省エネラベル


省エネラベルと統一省エネラベルの一番の違いは、
前者は地域ごとに実施されていることに対し、後者は全国統一して実施されていることにあります。


省エネラベルは、16品目の表示対象商品(2008年3月現在)が決められています。
その16品目はエアコン、蛍光灯器具、テレビ、電子計算機、磁気ディスク装置、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、ストーブ、
ガス調理機器、ガス温水機器、石油温水機器、電気便座、ジャー炊飯器、電子レンジ、DVDレコーダー、変圧器です。
そして統一省エネラベルは以上のうちテレビ、エアコン、冷蔵庫の3品目に表示することになっています。


さらに統一省エネラベルはデザインが統一されており、

サイズは大(100mm×110mm)、中(80mm×90mm)、小(50mm×55mm)の3種類から選択することになっています。


このように小売側は統一省エネラベルを表示する際は、上の様式を守らなくてはなりません。
しかし例外もあり、エネルギーラベル及び年間の目安電気料金(年間の目安燃料使用量)を組み合わせた簡易版ラベルや
POP等にそれらの記載がある場合は、上の様式を使用する必要はないのです。
そのため、統一省エネラベルに似ているデザインが多く存在します。


 統一省エネラベルの見方

 

(http://www.eccj.or.jp/labeling/02.htmlより)


統一省エネラベルの見方について取り上げてみたいと思います。


(左上) → 当ラベルを作成した年度を表示
(右上) → 「ノンフロンマーク」
ノンフロンの電気冷蔵庫に表示 それ以外の家電製品には表示しない


省エネ性能の評価に、多段階評価制度が採用されてます。
多段階評価制度は5つ星評価制度ともいい、市場における製品の性能の高い順に5から1つ星で表示します。




基準を達成しているのか明確にするため、星の下に矢印で達成・未達成の位置を明示しています。



省エネラべリング制度でメーカーなどが各製品の省エネ性能を4つの項目で表したものです。


・省エネ性マーク
 

・省エネ基準達成
・省エネ基準達成率が100%以上のときに表示します
・省エネ基準未達成
・省エネ基準達成率が100%未満のときに表示します


 省エネラベルの目印です。

 緑色のマークが省エネ性能が高い製品だと判断することができます。


・目標年度
 省エネ法によって製品ごとに設定されている省エネ基準達成のための目標時期です。
 上の画像では2010年度が設定されています。


・省エネ基準達成率
 対象の製品が省エネ法で定められている省エネ基準(目標値)にどれくらい達成しているか具体的な数値(単位:%)で示します。
 省エネ基準の数値が高いほど、省エネ性能が高いと判断できます。
 また、電子計算機(パソコン)、磁気ディスク装置については達成した製品に「A」、「AA」、「AAA」と表示されます。


・エネルギー消費効率
 製品ごとに決められた測定方法で計算します。
 APFのように効率で表すものや年間消費電力量のようにエネルギーの消費量で表すものがあります。


・年間の目安電気料金



 エネルギー消費効率(年間消費電力量等)を分かりやすく表示するために年間の目安電気量を表示しています。
 ここには統一省エネラベルの貼り間違えのないようにメーカー名と機種名を表示します。


以上が統一省エネラベルの見方です。
ラベルの見方を知っていることで省エネ製品を見極めることができるのです。


 統一省エネラベルによる比較


とても分かりやすい例が挙げられていますのでおトク読本(PDF)/省エネルギーセンターをご覧ください。


上のWebページを簡単にり取り上げてみたいと思います。
まず、下のような統一省エネラベルのついたA・Bの製品があります。
製品A・Bは共にエアコン(11~17畳、冷房能力4.0kW)とします。


【A製品】 本体価格 152,200円

  【B製品】 本体価格 77,600円

   

多段階評価制度 ☆☆☆☆☆(☆5つ)
省エネ基準達成率 103%
年間の目安電気料金 28,400円
   多段階評価制度 ☆(☆1つ)
   省エネ基準達成率 75%
   年間の目安電気料金 39,200円


さて、どちらの製品を購入しますか?
下のA製品かB製品を選択してみてください。 どちらがお得か見られます。


A製品


B製品


統一省エネラベルの詳しいお話は「ECCJ 省エネルギーセンター / 省エネラベリング制度」をご覧ください。



省エネが意識されるようになり対策が実施され、1995年と2007年を比べると約40%の省エネが実現できています。
統一省エネラベルは見方を知っているだけで環境にも財布にもやさしい製品を見分けることが可能となります。
これからますます省エネの時代ですから、私たち消費者にも省エネ意識を持つことが大切ですね。



2008/06/10作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター