昼の売り上げが25%増加したキャンペーン

カンヌライオンズやクリオ賞など、続々と広告賞の発表が行われる時期になりました。
この時期はアイデアあふれる広告や販促に触れることができます。


そこで、今回は昼の時間帯に売り上げを上げるために
スーパーマーケットが実施したキャンペーンに触れてみたいと思います。



 昼の売り上げが25%増加したキャンペーン

 

韓国の総合スーパーマーケットEmartは、
下の写真のような立体的な看板を街に設置しました。



この看板、実はQRコードになっています。
看板自体がQRコードになっているわけではなく、
昼間に太陽の光が当たり影ができることでQRコードになるのです。
そのため12時から13時の時間帯でしか、QRコードを読み込むことができません。



昼の時間帯は売り上げが大幅に下がるため、その対策としてこのキャンペーンを実施しました。
この企画は天気の良い日に実施できること、
また行動を起こさせることで人々を明るくさせることから「Sunny Sale」と名付けられています。


このQRコードをモバイル端末で読み込むと、
アクセス先のEmartのネットショップで割引クーポンが使えるようになります。


2012年2月に行われたこのキャンペーンは、
最初はソウルの13カ所に展開されましたが、最終的には36カ所にまで拡大しました。
その結果、12,000枚を超えるクーポンが発行され、
新規Emartメンバーは前月に比べ58%増加、昼の売り上げに関しては25%も増加しました。


このキャンペーンがここまで効果を出した理由は、2つあるように思います。


ひとつは、期間限定でさらに天候にも左右されるという特別なキャンペーンであること。
立体看板はいつでも見ることができますが、
QRコードとして活用できるのは日の出ている昼の1時間だけです。
多くの人はその制約があるQRコードを読み込むために労力をかけたり、
特別感を抱くため、その恩恵を受けようと割引クーポンを使って買い物をする傾向にあります。


もう一つは、話題性です。
昼の1時間だけQRコード付きポスターを掲示するのと変わりませんが、わざわざ立体看板にしたこと。
このアイデアがメディアに取り上げられ、話題を呼んだことも結果につながったと言えます。


(画像は全てhttp://www.sunnysale.kr/pc_sunnysale.html[英文]より抜粋)



最後になりますが、昨年は駅ホームに架空店舗を展開するキャンペーンが話題となり、
今年は太陽の光を利用した影で作るQRコード看板。
共通することは、どちらもモバイル端末を駆使したユーモアあふれるアイデアであること。


時間と場所、そしてひと手間加えることが大切なのかもしれません。



2012/06/19 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター