ビールにまつわるO2O販促

今年もビール販売の書き入れ時がやってきました。


ビールがおいしく飲めるのは22度くらい、28度を超えると一気に売上が伸び、
父の日やお中元などのイベントの時も売上増加に影響していると言われています。


そこで、これからの季節にぴったりな、
海外で行われたビールにまつわる販促事例を二つご紹介したいと思います。



 会話のきっかけをつくって販促


昨年、シンガポールにある有名バーチェーン店Harry’s Barが展開した、
女性に積極的に声をかけることができない男性を応援するためのキャンペーンです。



(http://adsoftheworld.com/media/dm/harrys_bar_singapore_bottle_message[英文]より)


このキャンペーンは以下のような流れになっています。


まず、男性客はバーで気になる女性を見つけ、ビールを注文します。
すると、QRコードが印字されたタグ付きのビールが提供されます。


キャンペーン専用のHarry’s Barメッセージアプリをダウンロードした後、
ビールに付いているタグのQRコードを読み取ります。
そのアプリで、気になる女性に宛てたメッセージを入力します。



入力後、もう1本ビールを購入し、先に頼んだビールに付いていたタグを裏返し、
新しいビールにかけ直します。



裏返したタグ付きのビールを、気になる女性に届けるよう店員に頼みます。
そのビールを受け取った女性は付いているタグを読み、キャンペーンの内容を知り、
男性と同じようにアプリをダウンロードし、QRコードを読み取ると、男性からのメッセージを見ることができます。
こうして、会話がはじまるという流れになります。



(http://www.youtube.com/watch?v=Dj_OC00qgUQ[YouTube]より、動画の一部を抜粋)


シンプルですが、消費者を楽しませてくれるキャンペーンです。
異性への声掛け以外にも、友達探しの場としても活用できます。
このキャンペーンはすぐさま話題となり、集客力アップとビールの売上アップにつながりました。
また、ビールを2本購入しなければこのキャンペーンが成り立たないため、結果的に2倍の売上となりました。


店舗側、消費者側共にメリットのあるこのキャンペーンは、大変効果があったと言えます。

 

 ビールを注いではじまる販促


昨年、黒ビールで有名なアメリカのギネスビールがバーに協力してもらい展開した販促です。



(http://adsoftheworld.com/media/dm/guinness_qr_code_cup[英文]より)


お客様へ提供するグラスに特殊な加工を施し、
黒ビールがつがれたときのみQRコードが現れる仕掛けになっています。
グラスの中が空のときや通常のビールでは、はっきりとQRコードが見えず、読み取ることができません。
黒ビールを注いだときのみ、初めてQRコードがはっきりと現れるのです。



現れたQRコードを読み取ると、以下のいずれかのアプリを選択するように促されます。
そして、アプリを選択し、インターネット上で拡散すると、お得なクーポンをダウンロードすることができます。
クーポンは友達にプレゼントし、今いるバーに招待することも可能です。


具体的には以下のアクションを起こした時に、クーポンを取得することができます。

 【 foursquare [フォースクエア] 】
  GPSを使った位置情報ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)。
  現在地に「チェックイン」することでポイントがもらえたり、
  周辺のおすすめスポットが検索できるアプリです。
 ★このアプリで、現在地のバーをチェックインすること。
 【 Facebook [フェイスブック] 】
  実名で現実の知り合いとインターネット上で交流できるサービス。
 ★このアプリで、バーの体験を共有すること。
 【 Twitter [ツイッター] 】
  ツイートと称される短文を投稿できるサービス。
 ★このアプリで、バーの体験をツイートすること。
 【 instagram [インスタグラム] 】
  写真を共有する、写真に特化したSNS。
 ★このアプリで、グラス写真を投稿すること。


他にも、読み取ったQRコードでしか手に入れられないユニークなコンテンツも用意されています。
ギネスビールが他のビールとの違いを巧みに活かした販促だと言えます。



最後になりますが、
共にシンプルでありながらインパクトのあるO2O販促です。
 

O2O(Online to Offline)
実店舗での購入につなげるため、インターネットを活用して行う販促やマーケティングのこと


消費者参加型で楽しめる企画の提供が話題を生み、
より一層の集客力アップや売上アップにつながったのだと言えそうです。
ビールの売上が伸びていくこれからの季節、今年はどんな販促が展開されるのか楽しみです。



2013/05/22 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター