増税時のプライスカードのレイアウト調査結果

2014年4月1日の消費税増税から早2ヶ月が経とうとしています。
駆け込み需要の反動による消費冷え込みの影響も徐々に和らいできた頃かと思います。


おかげ様で弊社も増税対応の業務が一段落し、次回予定されている消費税率10%引上げ時には
今回の経験を活かし、より良いサービスをお客様にご提供出来るよう事業部全体で総括を行っています。


その総括の一環として、弊社にて増税時のプライスカード・POPをご依頼いただいた企業様の
売価表記レイアウトについて集計を行いました。


小売企業様にとっても各社の売価表記方法については気になる部分かと思います。


そこで今回はプライスカードの売価表記方法についての調査結果をご紹介したいと思います。



まずプライスカードの売価表記方法を大きく分けて以下のような4パターンに分類しました。


売価表記パターン
二重売価 税込のみ
本体価格と税込価格を併記 税込価格のみ表記
本体+税 本体のみ
本体価格に「+税」と表記 本体価格のみ表記



弊社にてプライスカードを作成した企業様のレイアウトを上記の4パターンに分けたところ
以下のようなグラフとなりました。

約7割の企業が本体価格と税込価格を併記する二重売価レイアウトを選択しています。
小売業界の大手が二重売価表記に変更する発表を受けて追随した企業も多いように感じます。


総額表示のときと変わらない「税込のみ」の表記はわずか6%と少なく、
大多数の企業が「消費税転嫁対策特別措置法」にもとづき本体価格を表示しています。
本体価格の表示は商品自体が値上がりしたのではないというアピールにも繋がります。


さらに売価表記パターンごとの業態の比率をグラフ化しました。



スーパーマーケットは「本体のみ」、ホームセンターは「税込のみ」を表示する企業が多いという結果になりました。



次に売価表記パターンごとに本体・税込の文言と売価の色について調べました。


二重売価表記レイアウトに関しては本体価格と税込価格の併記の位置(上下・左右)と、
売価のどちらを大きく表示しているのかも調べました。




 ■二重売価


 本体・税込の文言と売価色


文言 売価色
順位 本体文言 税込文言 割合
1 本体 税込 32%
2 本体価格 税込価格 28%
3 税抜 税込 5%
3 本体価格 参考税込価格 5%
3 本体価格 税込 5%
  その他 25%
順位 本体売価色 税込売価色 割合
1 69%
2 13%
3 4%
3 4%
  その他 10%


文言については「本体」「税込」とシンプルに表示する企業が約3割と最も多い結果になりました。
二重売価の場合は項目数が多いため、本体・税込の文言を短く表示することで見やすくなります。


小数点以下の切り上げや切り捨ての関係に伴い、プライスカードの税込価格を足した金額と
実際のPOSレジを通した合計金額が異なる場合も踏まえて、税込価格を「参考税込価格」と
表示する企業もいます。


売価色については本体価格も税込価格も黒で表示する企業が約7割と大多数になりました。
プライスカードについてはあまり色を使わず見易さを重要視する傾向があります。


 本体価格と税込価格の配置  本体価格と税込価格の大きさ


配置については約7割が上下となりました。
近頃は上質紙タイプのプライスカードに変更する企業も多く、
スウィングライナーに合わせてB9サイズなど縦長の用紙を使用する企業が
多いことも影響しているのではないでしょうか。


本体価格と税込価格の大きさについては、約9割が本体を大きくさせた表記となりました。
本体価格を強調することで値上げ感を抑える企業が多いためです。


 ■本体価格+税


 本体と税込の文言と売価色


文言 売価色
順位 本体文言 税込文言 割合
1 本体価格 55%
2 文言なし 33%
3 本体 6%
3 税抜 6%
順位 本体売価色 税込売価色 割合
1 78%
2 22%



 ■本体のみ


 本体と税込の文言と売価色


文言 売価色
順位 本体文言 税込文言 割合
1 本体価格 82%
2 文言なし 18%
順位 本体売価色 税込売価色 割合
1 73%
2 27%



 ■税込のみ


 本体と税込の文言と売価色


文言 売価色
順位 本体文言 税込文言 割合
1 文言なし 42%
2 税込価格 29%
2 税込 29%
順位 本体売価色 税込売価色 割合
1 100%



以上のような結果となりました。


増税前後のプライスカードのレイアウト決めに関しては、消費者の意見と競合他社の動きの双方を
視野に入れて考える必要があるため、どの企業様も大変悩まれた様子が伺えました。


増税後の現在、売上や競合他社の状況を踏まえ、
再度レイアウト変更を検討される企業様もいます。


弊社では今回の増税対応で得た経験・知識を活かし、
今後もお客様にとって最適なご提案が出来るよう事業部員一同努めて参ります。


来月はPOPの売価表記方法の調査結果をご紹介予定です。


プライスカードとPOPでどのような違いがあるのかに注目したいと思います。



2014/05/28 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター