陳列の工夫で売上アップ!


小さくて少々見づらいかもしれませんが、
上の売り場写真を見て何か感じることはありませんか?


今回は、ペルーのローカル乳業メーカーLAIVEが展開した陳列方法についてご紹介したいと思います。



 陳列の工夫で売上アップ!

 

LAIVEが作っている商品のひとつに、ラクトース(乳糖)が全く入っていない牛乳があります。


日本ではあんまり聞き慣れないラクトースですが、哺乳類の乳には必ず含まれている糖分で、
自然界では乳汁以外には存在していません。
このラクトースは小腸にあるラクターゼという酵素の働きによって分解され、
身体に有用なガラクトースという成分に変えられます。
ガラクトースは脳髄や細胞壁の構築のため赤ちゃんは多量に必要としますが、
成長するに従って必要とする量は減少します。
そのため離乳期以降はラクターゼが急激に減り、ラクトースは分解されにくくなります。


分解されないラクトースは小腸を通り越して大腸にたどり着き、
大腸にいるたくさんの細菌などが影響し、お腹の調子が悪くなるのです。


牛乳はカルシウムなどを摂取できる半面、マイナスの影響もあり、お腹の弱い人には気を使う飲料品です。


そうした人が気にせず牛乳を口にすることが出来るように、LAIVEはラクトースが全く含まれていない0%ラクトース牛乳を
下の画像のようにパッケージの成分表示が見える向きに陳列して他の商品と差別化を図りました。



パッケージの表面ではなく側面を向けて陳列された商品は消費者の目に留まり、
商品を手に取ってもらえる可能性が高くなります。


そして、表面と側面にて最も訴求したかった「0% lactosa」を強調することができるのです。
店舗によっては販促物を付けて棚一面に0%ラクトース牛乳を陳列して展開しているところもあります。


(上の左画像は、http://www.jwt.com/en/lima/work/themomentofthruth/[英文]より、
他の画像は、http://adsoftheworld.com/media/ambient/laive_the_moment_of_truth[英文]より、動画の一部を抜粋)


こうして、大手メーカーのラクトースが微量ながら入っているデ・ラクトース牛乳との違いを
成分表示をアピールするように陳列する事によってしっかり訴求できたと言えます。
この陳列を実施した小売店の中には1週間で約2倍にまで売上が伸びたところもあるとのことです。



最後に、LAIVEの0%ラクトース牛乳の成分表示を見せる陳列方法は、
コストを掛けずに確実にデ・ラクトース牛乳との違いを訴求したと言えます。


プライベートブランド商品と他の商品との違いをいかに低コストで訴求できるのか、
その方法は身近にさりげなくあるのかもしれないと感じました。



2014/05/28 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター