お店に行ってみたくなるような販促

消費税率が8%に引き上げられてから初めての年末年始。
売上や来店者数は増税前と比較していかがでしたか。


今後も原価高騰により値上げが余儀なくされるなど厳しい状況が見込まれます。
そこで今回は、数年前に展開された販促ですが、メキシコのスポーツ用品専門店PUMAが展開した
お店に行ってみたくなるようなユニークなキャンペーン企画をご紹介したいと思います。


 

 チャレンジ型クーポン企画


PUMAは店内で買い物をする時間が短ければ短いほどお得になる
「Fastest Purchase」というキャンペーンを展開しました。


このキャンペーンは、世界で最も早く走ることができるランニングシューズ Faasを売り出すために
商品コンセプトに合わせて人類最速の男と呼ばれているウサイン・ボルト氏を広告キャラクターに起用し、
店内プロモーションとして店内滞在時間に応じて割引を行う販促です。


この販促は、まず店内入口付近に置かれた開始時間を打刻する
ウサイン・ボルト氏が描かれた専用ボタンを押すことから始まります。
お客さんがボタンを押すと、ウサイン・ボルト氏の口から時間が印字された用紙が出てきます。



その後、店内で希望の商品を選び、レジに設置さた専用ボタンを押すと、
購入する時間が印字された用紙がウサイン・ボルト氏の口から出てきます。
お店に入るときに手にした用紙とレジで手にした用紙より買い物時間が分かり、
買い物するまでに要した時間によって異なった割引が受けられます。



割引内容は3分以内で20%、4分以内で15%、5分以内で10%、10分以内で5%が割引されます。



(http://www.adverblog.com/2012/04/23/puma-fastest-purchase/[英文]より、動画の一部を抜粋)


この販促には118人が参加し、計372分が費やされ、
日本円で約50万円が割引金額として消費者に還元されました。


この早く購入した方がお得になるというスピード感のある販促は
消費者が考えたり迷ったりする時間を麻痺させ、瞬間的に購買意欲を高める効果があります。
購入を迷っている消費者やインターネットや他店にて商品の購入を検討していた消費者を取り込み、
売上に貢献できた販促だと言えます。
また、こうしたユニークな販促の話題性は高く、商品訴求にもつながりました。



最後になりますが、日本でも海外の販促に負けないようなユニークな販促が行われています。


個人的には、以下の2種類の販促が印象に残っています。
まずひとつは、株式会社レインズインターナショナルが運営する牛角が梅雨の時期に展開した販促で、
日本気象庁が発表する気温と湿度によって不快指数を算出し、数値によって割引を適用するキャンペーンです。
不快指数が高いほど、お得になっていく内容になっています。
雨の日ポイント2倍や梅雨にちなんで商品名に「梅」がつく商品がお買得になるといった
イベントに関する商品の安売りなどは見かけますが、
不快指数という聞き慣れない言葉と切り口で消費者の関心を惹きつけた販促は印象に残っています。


もうひとつは、うどんで有名な株式会社はなまるが展開した、
期限切れのクーポン券を提示すると50円引きになる販促です。
期限が切れていれば、他社が発行したクーポン券も対象となります。
自社でクーポン券を作成する必要がないためコストを抑えて販促が展開できるだけでなく、
クーポン券は会計時に回収されるため、分析が可能で今後の販促に活用できます。


日頃実施しているような販促も、見方や切り口を少し変えることで
斬新で話題性の高い販促を展開することができるかもしれませんね。



2015/01/28 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター