プライスカードの売価表記に関するアンケート(8%増税後)

【テーマ】 プライスカードの売価表記に関するアンケート(8%増税後)
【実施日】 2015年2月
【対象者】 合計 275名 (男性 81名 : 女性 194名)
[内訳]  男性 20歳~29歳 29名
      男性 30歳~39歳 17名
      男性 40歳~49歳 18名
      男性 50歳~59歳 14名
      男性 60歳以上    3名

      女性 19歳以下    4名
      女性 20歳~29歳 17名
      女性 30歳~39歳 28名
      女性 40歳~49歳 81名
      女性 50歳~59歳 52名
      女性 60歳以上    9名

      女性 無回答     3名


消費税8%への増税が施行されてから約1年が経ち、
様々な表記方法のプライスカードやPOPにも慣れてきた頃かと思います。


そこで、再度売価表記についてアンケートを実施しましたので、
増税前に実施したアンケートと比較しながらご紹介します。


あわせてポイント系販促物の影響力と単位価格表示に関するアンケートも実施しましたので、
ご紹介したいと思います。



まず、見やすい表記・分かりやすい表記についてです。


今回のアンケートに使用した売価表記は前回同様、以下の3つになります。
前回のアンケート結果はこちらをご覧ください。


 A_二重売価   本体価格と税込金額の両方を表記。
 B_総額表示   2004年より義務付けられている売価表記。
 C_本体価格+税   一時的(2017年3月まで)に認められている表記。 

 

 【シールタイプ】A~Cの中で、1番見やすいもの/分かりやすいものはどれですか?

 

 

 【縦タイプ】A~Cの中で1番見やすいもの/分かりやすいものはどれですか?

 

 

 【横タイプ】A~Cの中で1番見やすいもの/分かりやすいものはどれですか?

 


2013年5月と2015年2月に実施したアンケート結果を比べると、
どのタイプにおいても「二重売価」を回答した人が増えました。


様々な表記が混在する中で、価格比較が容易にできるように本体価格と税込価格の両方が表記されていた方がよい、
両方表記されていることで本体価格なのか税込価格なのか悩む必要がないなどの意見がありました。


前回の回答理由の多くが「支払金額を知りたい」という意見であったのに対し、
実際に表記方法が混在すると価格比較が困難になったり、
本体価格なのか税込価格なのか分かりにくい体験をすることで新たな意見が増えたと言えます。


では、二重売価の中で本体価格と税込価格の大きさについてはどう考えているのか、聞いてみました。

 

 プライスカードやPOPの売価表記において、本体価格(税抜)と税込価格(税込)の両方があった場合、
   大きさについて良いと思う方を選んでください。

 


圧倒的に本体価格が小さく、税込価格が大きい売価表示が良いと思う人が多い結果となりました。
弊社で作成しているプライスカードやPOPは本体価格を大きく強調した二重売価表記が多く、
消費者側のニーズと小売業側の対応の差を感じました。
どの表記方法においても、まずは消費者に誤解を与えない表記を心掛ける必要があります。



次に、ポイント系の販促物の影響力と単位価格表示のPOPに関する調査結果をご紹介致します。


 ポイント系販促物を見て、商品を購入する際にポイントが付与される商品を購入しようか、
   また買いだめしようかなど悩みますか? (購買行動に影響を与えますか?)

 

  


ポイントの訴求は多少なりとも購買行動に影響を与えると言えます。
はいと答えた人の理由には、以下のような回答がありました。


 ・お得感がある
 ・日頃から買い置きしているものに対してポイントが多く付くときにまとめて買う
 ・買うものを決めていない場合には、ポイントが多い方を買う場合もある


いいえと答えた人の回答理由の多くは、ポイントに関心がないといった意見でした。
還元率が良いなどポイントに魅力があると、ポイントの影響力も高まるように思います。


ポイントの訴求は商品へのこだわりがなく(メーカーやブランド等を気にしていない)、
同等な条件・特徴の商品が並んでいたときに、商品を買うため・選ぶための
ひとつの理由・きっかけにつながることもあり、効果があると言えます。


 単位価格表示(「100gあたり○円」などのこと。ユニットプライスともいう。)の表記があるPOPにおいて、
   単位価格表示を意識して買い物をすることがありますか?

 

  


はいと答えた人の理由の多くが、価格比較をするためでした。
中には支払金額で価格比較をしたが、実際単位当たりで比較すると安くなかったという
経験をしている人もおり、単位価格表示は価格比較をしやすい売り場を消費者に提供できます。


いいえと答えた人の回答理由は、気にしていない、安さを重視していない、
支払金額が分かればよいといった理由がほとんどでした。



結論。


まず売価表記に関するアンケートでは、
税込価格を大きく表示した二重売価表記が好まれているということが分かりました。


そして、ポイント系販促物と単位価格表示のアンケートからは、
前者は購入する理由やきっかけにつなげることができ、
後者は価格比較のしやすい親切な売り場を提供することができると言えます。


売価表記と単位価格表示においては、消費者目線で価格比較がしやすく分かりやすい表記が支持を集め、
ポイント系販促物においては理由やきっかけを作るツールになり導入することで効果が見込めます。


増税から1年が経ち、表記方法や販促物などについて
今一度見直してみるのも良いのではないでしょうか。



2015/04/28 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター