行動力につながるプロモーション

毎年恒例の世界最大広告祭のカンヌライオンズ。
今年は例年と少し異なり、通常の「カンヌライオンズ」の他に、
昨年から特別プログラムとして始まった「ライオンズヘルス」、
従来のイノベーション部門が独立した「ライオンズイノベーション」の3つのフェスティバルで構成されています。
詳細は以下のようになっています。

 

 CANNES LIONS(カンヌライオンズ) ・ 17部門 【2015年6月21日~27日】



(http://www.canneslionsarchive.com/winners/categories/cannes-lions[英文]より)

 

 LIONS HEALTH(ライオンズヘルス) ・ 2部門 【2015年6月19日~20日】


(http://www.canneslionsarchive.com/winners/categories/lions-health[英文]より)

 

 LIONS INNOVATION(ライオンズイノベーション) ・ 2部門 【2015年6月25日~26日】


(http://www.canneslionsarchive.com/winners/categories/lions-innovation[英文]より)


1作品で複数部門にエントリーすることが可能で、各部門の説明や評価基準等の詳細は
http://www.canneslionsjapan.com/about/section.htmlをご覧ください。
また、http://www.canneslionsarchive.com/winners/[英文]では
現在、各部門の受賞作品を閲覧することが可能です。


毎年この時期は各国の様々な作品を見ることができ、アイデアや思想に触れることができます。
そこで、今回はターゲットが容易に自分ごととして認識し、
行動力につながるプロモーションをご紹介したいと思います。


 

 NIVEA DOLL


シミやシワの原因になる紫外線、若い頃から浴び続けていると皮膚がんになりやすいとも言われています。
紫外線が強い真夏のビーチでは、大人だけでなく子どもも日焼け止めクリームを塗ることが大切です。


しかし、日焼け止めクリームを塗るちょっとした時間さえもおとなしくしていられない子どもたちも多く、
そうした子どもたちに日焼け止めクリームを塗ることの大切さを訴えるために
ブラジルの都市リオデジャネイロの海岸でNIVEAが「NIVEA DOLL」をプレゼントしました。


以下は、その際の動画から抜粋した画像になります。



子どもたちは海が大好きですが、日焼け止めクリームを塗ることは面白くなく、
なかなかじっとしていられず、塗りたがりません。
そこで、NIVEAは子どもたちに「NIVEA DOLL」をプレゼントしました。



NIVEA DOLLは日焼け止めクリームを塗ることの大切さを教えるために開発された人形です。
プレゼントされた人形を紫外線(日光)に当てると、全身が真っ赤になってしまいます。
そこで、人形が真っ赤にならないように日焼け止めクリームを塗ることを子どもたちに体験してもらいます。



人形は紫外線を当てた部分が変化する感光性材料で作られています。
すぐ上の真ん中の画像は日焼け止めクリームを塗った人形と塗っていない人形を
紫外線に当てた時の状態を比較した画像になります。
日焼け止めクリームを塗ることの大切さが一目で分かります。
また、赤くなってしまった人形に日焼け止めクリームを塗ると赤みが引くようになっています。



この人形の効果は絶大でした。
親が子どもの世話をするように、子どもたちは人形の世話をしていました。
同時に、自分自身も赤くならないよう親にしっかり日焼け止めクリームを塗ってもらうようになりました。


ターゲットである子どもたちが興味を持ちそうなことを上手く利用し、
自分ごとへ容易に置き換えられるように仕向けられた素晴らしいアプローチだと言えます。


この人形は日焼け止めクリームを塗ることの大切さを教えるための斬新なアイデアとして
国内外の多くのメディアで取り上げられ、カンヌライオンズでは複数部門で受賞を果たしました。


(http://www.canneslionsarchive.com/winners/entry/565714/nivea-doll[英文]より、動画の一部を抜粋)



最後に、この事例よりプロモーションを実施する際、
行動力につながる施策なのかに目を向けることの大切さを教えられました。



2015/06/30 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター