FOODICON ~使われている食材の種類が一目で分かる仕組み~

インドでは約3割をベジタリアン(菜食主義者)が占めています。
残りはノンベジタリアン(非菜食主義者)ですが、アレルギーやダイエットだけではなく、
宗教上の理由で食べられる肉の種類や魚介類が制限されている人が多く存在します。
こうした文化のため、食事を提供する側も食事を提供される側も食材には非常に気を使わなければなりません。


そこで今回は、こうした食事の悩みを少しでも解消するために、
元々ある制度を活用して考案されたサービスをご紹介します。



 FOODICON ~使われている食材の種類が一目で分かる仕組み~


インドでは約3割を占めるベジタリアンのために、「ベジタリアン・マーク表示制度」があります。
ベジタリアンの中でも食べる食材によって以下のように分類されます。


ベジタリアンの種類 飲食可能な食材
 肉            魚   卵   乳製品
 ヴィーガン × × × ×
 ラクト・ベジタリアン   × × ×
 オボ・ベジタリアン × × ×
 ラクト・オボ・ベジタリアン  × ×


インドでベジタリアンという場合、ラクト・ベジタリアンを指すことが多く、
ベジタリアン・マーク表示制度のベジタリアンもラクト・ベジタリアンを対象としています。


マークは緑色と赤色の2種類があり、
緑色はベジタリアン向けで肉・魚や卵を含まない食品のパッケージやメニューに表示され、
赤色はノンベジタリアン向けで肉・魚や卵などが含まれている食品のパッケージやメニューに表示されます。


ベジタリアン ノンベジタリアン


この制度によってベジタリアンは快適に食事をすることが出来るようになりました。
しかし、ノンベジタリアンの中には肉の種類や魚介類に制限のある人が多く、
ノンベジタリアンのマークだけでは使われている食材の種類までは分からず、
食材を細かく確認しなければなりません。


こうした問題を少しでも解消できるように、インドの料理宅配サービス会社 buenoは
使われている食材の種類が一目で分かるような仕組み「FOODICON」を考案しました。


FOODICONとはベジタリアン・マーク表示制度のノンベジタリアンマークを活用し、
肉の種類や魚介類をデザインしたマークのことです。


鶏肉 羊肉 牛肉 豚肉 魚類 甲殻類


上の6種類のFOODICONシールを作成し、
料理で使われている食材の種類に該当するシールを容器に貼り付けて提供します。
こうすることで、中身を確認せずに使われている食材の種類が一目で分かり、
快適な食事を提供することを実現しました。


 
(画像はhttp://adsoftheworld.com/media/dm/bueno_foodicons[英文]より)


buenoはインド人の食事に対する声やマークを使用した際の声などをまとめた動画と
マークがダウンロードできるFOODICONのサイトを設けて訴求しています。
特設サイトは、「http://www.foodicons.in/」になります。



最後になりますが、 今回ご紹介したサービスは
シンプルながらも課題をしっかりと解決した優れたアイデアと言えます。
また、元々あるマークを最小限の加工で分かりやすく愛らしいマークへと変えた
発想力もすばらしいと思います。


このアイデアは日本でも訪日外国人向けなどをはじめ、
様々なシーンに幅広く活用することができると言えそうです。



2016/12/21 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター