VEGGIE HEROES (子ども目線の販促)

ハロウィンのイベント情報や販促に関するニュースが取り上げられる季節になりました。


ハロウィンの経済効果は、バレンタインを上回りクリスマスに次ぐイベントになったそうです。
子ども向けの行事と思われがちですが、遊び心で食事を楽しめることや写真映えするメニュー・商品が多く、
大人でも十分に楽しめるイベントになっています。
ハロウィンに関する調査でハロウィンにちなんだ商品を購入する人(つい買ってしまう人とすごく気に入れば買う人の合計)は
約6割を超え、ハロウィン商戦の盛り上がりが予想されます。


今回はハロウィンの時期にピッタリな内容でもある、
ルーマニアの大手スーパーマーケットが展開した販促をご紹介します。


 

 VEGGIE HEROES (子ども目線の販促)


ルーマニアでは肥満の子どもが20年前と比べると3倍にものぼります。
幼児から肥満になる人が多く、4人に1人の子どもが肥満だそうです。


そして肥満によって健康を害する人が増え、保健医療制度は赤字に陥り、
ルーマニアの財政を圧迫している原因のひとつでもあります。
そこで2010年に肥満対策によって医療費の削減を目指すため、
肥満と関連があるとされるスナック菓子類に課税するジャンクフード税が導入されました。


こうした国を挙げて肥満対策に取り組んでいるルーマニア。
大手スーパーマーケットMEGA IMAGEでも肥満対策の一環として、
子どもがマイナスイメージを持っている野菜に少しでも興味を持つように子ども目線の販促「VEGGIE HEROES」を展開しました。



VEGGIE HEROESとは野菜に細工を施したキャラクターのことです。
ニンジンのロケットやナスの宇宙飛行士、カリフラワーの羊、ズッキーニの恐竜、
チコリーのペンギン、キウイフルーツの熊などがいます。



青果売り場にキャラクターに扮した野菜を陳列すると、
今まで興味を抱いていなかった子ども達があっという間に興味を示すようになりました。



より一層興味を示してもらうため、
店頭に並べられたキャラクターが登場する絵本を出版したり、店内でショーを行いました。
また、保育園や幼稚園でも健康に関する取り組みが行われ、キャラクターたちが使用されました。



こうした取り組みが多くのメディアで取り上げられ、キャラクターは多くの子ども達の人気者となり、
野菜を積極的に食べようとする子どもが増えたそうです。


この販促展開によってMEGA IMAGEでは野菜の売上げは300%に増加、
集客数は11%も増加する結果となりました。


(画像はhttp://adsoftheworld.com/media/direct/mega_image_veggie_heros [英文]より、動画の一部を抜粋)



最後になりますが、この販促は子どもの野菜に対するイメージを確実に変えた
ターゲット目線の遊び心があるアイデアと言えます。


この販促は、子どもの野菜嫌いの払拭だけでなく、これからの季節のハロウィンにもぴったりの内容です。
ハロウィンの時期は関連商品の売上げが伸びる傾向にあるため、
商品を仮装させハロウィン関連商品にすることで購買意欲を高めると言えます。
今年のハロウィンは各売り場がどう変化するのか、どんな販促が展開されるのか楽しみです。



2017/08/31 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター