ブランドキャラクターの犬を巧みに活用した販促

早いもので今年も3分の1が過ぎようとしています。
今年は戌年ですので犬に関連する記念日や販促について触れたいと思います。


 

  犬に関連する記念日

 

犬に関連する記念日は各国で多く制定されています。
ここでは国内の犬に関連する記念日に絞ってご紹介します。


名称 日付 詳細
 愛と希望と勇気の日
 (タロとジロの日)
1月14日  1958年に心ならずも南極に置き去りにした南極観測隊の2頭の樺太犬
 「タロ」と「ジロ」の生存が1年後の1月14日に確認された。
 2頭の勇気をたたえ、生きることへの希望と愛することの大切さを
 忘れないために1月14日に制定。
 シーザーの日   4月3日  ドックフード「シーザー」の知名度向上と、飼い主と愛犬を幸せにすることが目的。
 日付は4(シー)と3(ザー)の語呂合わせより4月3日に制定。
 忠犬ハチ公の日 4月8日  渋谷駅前にハチ公の銅像が建てられ除幕式が行われた日。
 戦争中に供出され、現在の銅像は1947年8月に再建。
 国際盲導犬の日 4月最終
 水曜日
 盲導犬の普及と、盲導犬に対する人々の理解を高めることが目的。
 日付は国際盲導犬学校連盟が発足した
 1989年4月12日水曜日にちなんで、4月の最終水曜日に制定。
 ほじょ犬の日 5月22日  身体障害者補助犬法の更なる認知度向上を図ることが目的。
 日付は身体障害者補助犬法が成立した2002年5月22日より5月22日に制定。
 ファシリティドッグの日 7月1日  入院中の子どもやその家族に心の安らぎを与えるために
 訓練された犬「ファシリティドッグ」の存在と意義を広めることが目的。
 日付は「ファシリティドッグ」が日本ではじめて病院で導入された
 2010年7月1日より7月1日に制定。
 ドットわん・犬の納豆の日 7月10日  自然食品の納豆を犬に与えることで、愛犬の健康には人間同様に
 食が大切であることを気づいてもらうことが目的。
 日付は7(なっ)と10(とう)の語呂合わせより7月10日に制定。
 犬の日 11月1日  犬に対しての知識を深め、かわいがる日。
 日付は1(わん)1(わん)1(わん)の語呂合わせより11月1日に制定。
 わんわんギフトの日 11月11日  愛犬に大事なギフトを贈る日とすることが目的。
 日付は犬の鳴き声である1(わん)がいちばん多い11月11日に制定。


犬に関連する記念日だけでも多くありますが、他の動物を含めるとまだまだ多くの記念日が存在します。
記念日やイベントに愛犬が喜びそうな食べ物やおもちゃなどの商品を関連性を持たせて訴求することで、
購買意欲を高める効果が期待できます。
さまざまな目的がある記念日を認知度アップに加え、購買への動機作りに活用してみてもよいのではないでしょうか。


続いて、靴メーカーの「Hush Puppies」が2014年に展開した
犬好きの心をくすぐるような販促をご紹介します。


  ブランドキャラクターの犬を巧みに活用した販促

 

1958年にアメリカで誕生した靴メーカー「Hush Puppies」は世界160以上の国と地域で販売し、
快適な履き心地を第一に考えた靴として各国で大流行しています。


Hush Puppiesというネーミングには、新製品開発担当者の体験が影響しています。


担当者は友人宅で、アメリカ南部の油で揚げたパン料理「Hush Puppies」が振る舞われました。
この料理の名前は、食事中に吠える犬たち(バーキング・ドッグス)を黙らせるために、
農民たちが「Hush Puppies!(子犬たち、静かに)」と言いながら、与えたことからきていると言われています。
1950年代のアメリカでは、ヒリヒリ痛くなった足を俗語で「バーキング・ドッグス」と言い、
これがきっかけとなり、いくら履いても決して疲れない履き心地のいい靴を「Hush Puppies」と名付けたそうです。


そうしたHush Puppiesがブランド名やブランドキャラクター(犬種「バセット・ハウンド」)にちなんで、
コロンビアで犬を巧みに活用したユニークな販促を展開しました。


Hush Puppiesは人通りが多い広場やショッピングモール等に、
1匹のバセット・ハウンドをリードでつないだ看板を立てました。
看板には「この犬についていくとサプライズがあります」と書かれています。



興味を持った人たちがリードを手に取ると、バセット・ハウンドは案内するようにリードを引っ張って進みます。
大人から子どもまで興味を持った人たちはリードを手に取っています。



バセット・ハウンドに連れられて訪れるのは、近くのHush Puppiesのお店です。
店内に入ると、店員さんからクーポン券が渡されます。


バセット・ハウンドが案内できる人の数は限られていますが、
チャーミングで秀逸なこの販促は多くのメディアに取り上げられ、SNS等で拡散し認知度が向上しました。


この販促の優れているところのひとつに、バセット・ハウンドがしっかりと目的地まで案内することがあります。
改めて犬の持つ能力の高さに感心しました。
どうやってしつけたのか、誘惑に負けて案内できなかったことはないのか、
途中でリードを手放してしまったらどうなるのか等、疑問に思うことが多々ありますが
謎に包まれており一層消費者に関心を抱かせたのかもしれません。


(画像はhttps://www.adsoftheworld.com/media/ambient/hush_puppies_gps_hush_puppies [英文]より、動画の一部を抜粋)



最後になりますが、この販促は低予算で実施可能というメリットだけでなく、
話題性抜群でSNS等の拡散による認知度向上と費用対効果が非常に高いと言えます。


日本では衛生面等から室内に犬を放すことは厳しいように思いますが、
効果的で心温まる販促アイデアを見習いたいと思いました。



2018/04/26 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター