ホテルのルームキーで販促

皆さんがホテルに宿泊される際に渡されるルームキーは、
金属製ですか?それとも、カードタイプですか?


最近国内のホテルでも増えてきているカードタイプのルームキー。
差し込むか上から下にスライドさせるかで、部屋を開けることができます。


中には部屋の電気のスイッチを兼ねているものもあり、
電気のスイッチの代わりにカードを差し込むだけで電気がつきます。
そして、出るときにはルームキーを抜くので電気が切れます。
スイッチの切り忘れをなくし節電にもつながります。


さてさて、こう言った機能のあるカードタイプのルームキー、
表面にはホテル名やロゴ、裏面には注意事項や磁気テープと言った
デザインが多いように思います。


中には、凝ったデザインが施されているものもあります。
例えば、東京ディズニーリゾートホテルのルームキー。
表面にディズニーキャラクターが描かれており、かわいらしいです。
そのため、コレクションしている方もいるとか。


かわいらしいデザインが施されたものも少なからずありますが、
至ってシンプルなものの方が多いように思います。


この何の変哲もないルームキーを、
海外では販促ツールのひとつとして使用しています。
今回は、このルームキーを使った販促事例をご紹介します。



 ルームキーで自社広告


WYNDHAM HOTELS AND RESORTS。
こちらのホテルのルームキーには、
インターネット限定特別料金の広告が描かれています。


実際に、このようなことが書かれています。


「Wyndham.com WEBRATES’.
Our guaranteed best
rates or your first night is FREE.」


訳すと、「WEBサイトには保証付割引きか初日無料で宿泊できる
サービスがありますよ」と言うことです。


他にもあります。


「Want free long distance?
How about free Internet access?
Join Wyndham ByRequest’.」


こちらは、「タダで長電話したいですか?
インターネット接続は無料ですか?
ご意見ご要望はWEBサイトまで。」と言うことです。


どちらもWEBサイトを見てもらうような広告となっています。
はじめに採り上げた方では、初日が無料になるなど
サイトを見てみたくなるような販促内容になっています。


 ルームキーで館内施設広告


Hilton New York。
こちらのホテルのルームキーには、
館内施設の広告が描かれています。


内容は、マッサージ施設を利用してもらうための広告です。
実際に、このようなことが書かれています。


「CHECK OUT
MORE RELAXED THAN
YOU CHECKED IN」


「DIAL EXT, 5903 TO BOOK YOUR
IN-ROOM MASSAGE NOW 」


つまり、「疲れを癒しましょう。マッサージのご予約は内線5903まで。」
と言うことです。
ふと目に留まったら、利用してみようかなと思うかもしれません。


 ルームキーも立派な広告


今までご紹介してきたルームキーは、自社広告や館内広告でした。
しかし、ホテル広告以外の広告を掲載しているルームキーを
作成しているところがありました。


「KeyAd」です。
こちらの会社は、ルームキーと広告を結びつけたパイオニア的存在です。


壁や駅ホームの従来の広告は、その場所に行かないと
なかなか見ることができません。
見たとしても何となく記憶の片隅に残るか残らないか程度で
終わってしまう事が多いように思います。


しかし、ルームキーはチェックインしてからチェックアウトするまで
肌身離さず持ち歩きます。
また部屋に出入りする際にはルームキーを使わなければならないので、
目に触れる回数は格段と増えます。
さらに宿泊者は必ずリストなどに名前や性別、年齢、住所などを入力するため
どんな人が宿泊するのか検討することが可能です。
ここに目を付け、ルームキーを販促ツールとして販売するようになったそうです。


では具体的にどんな広告が描かれているのかご紹介します。


「外食産業」


  


基本的に外食産業の広告が多いようです。
ホテルに宿泊しているのですから、
ホテル内のレストランか外食になることが考えられます。
戻りが夜遅くになってしまいレストランが閉まってしまった時などには
非常に便利な情報のように思います。
外食産業の広告は一番利用される可能性が高いのかも知れません。


「水族館」



こちらは、ルームキーを掲示すると割引きされるようです。
クーポン券代わりになっています。
家族でホテルに泊まりに来た際など、観光客をターゲットとして
利用される可能性が高そうです。


「ゴルフクラブ」



「この近くにあるのか。」
と、思わず宿泊者のツボを掴めば利用されるように思います。
主に営業など仕事でホテルに宿泊する人にとっては、
下調べなどしていませんから便利な情報なのかも知れません。


他にも時計やお酒などの商品広告が描かれたものもありました。
宿泊者の心を掴むことができれば、とても効果のある販促物のように思います。



日本国内にも、旅の記念にルームキーを持ち帰ることのできるホテルや
ルームキーを使ったサービス特典が用意されているホテルなどがあるようです。
しかし、広告や販促ツールとして使われることは少ないのが現状です。


今までご紹介してきたように、
ルームキーは立派な広告媒体として使うことができます。
宿泊者は必ず手にするもので、部屋を出入りする度に
目に触れる媒体です。
また宿泊施設との絡み合いからターゲットを絞って販促を行える
すばらしい媒体のように思います。


ルームキー広告は多様性のある販促のひとつです。
これからも色々なかたちで出てくるのではないかと思います。



2009/10/13 作成

システム開発・アウトソーシングの高崎共同計算センター